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楽天証券のメリット・デメリット

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数ある証券会社の中でも、選択肢によく挙げられるのはネット証券として知名度の高いのが「楽天証券」です。

\楽天ポイントで投資ができる/

楽天証券

国内株式取引手数料が0円(PR)

楽天証券の特徴とメリット

取引手数料が0円

楽天証券のメリットのひとつとして、取引手数料が無料である点があげられます。

2023年10月1日から国内株式の取引手数料が0円になる「ゼロコース」がスタート。手数料コースを「ゼロコース」に変更すれば、誰でも無料で利用できます。

さらに、かぶミニ®(単元未満株取引)の売却手数料や、「超割コース 大口優遇」の取引手数料も無料に。公式サイトから簡単に変更手続きができるため、楽天証券を利用している人は早めに行いましょう。

投資信託や国内/米国ETF、債券など手数料が無料の投資商品も多くラインアップされています。コストをかけずに投資できるので、初心者の投資デビューにもピッタリです。

銘柄数が豊富

楽天証券では、株式や債券、ETFや投資信託など様々な種類の金融商品が取引できる。

つみたてNISAやiDeco対応の商品も多く、投資家デビューにおすすめの証券会社といえます。

多くの投資家が取引する主要商品はほぼ取り揃っているため、初心者から投資経験者まで幅広く利用できることも大きなメリットです。

商品選びに選択肢の幅を持たせられることで、自分なりのポートフォリオも組みやすくなり、運用しやすいですね。

楽天ポイントが貯まる

ポイントを貯まる方法

楽天カードで楽天キャッシュをチャージ&投信積立:0.5%還元
楽天カードのクレジット決済で投信積立:0.5~1.0%還元
楽天カードのクレジット決済で金・プラチナ購入:0.5~1.0%還元
超割コースで国内株や外国株を取引:1.0%還元
投信残高が一定の金額にはじめて到達:到達ごとに10~500ポイント

楽天証券には、楽天ポイントコースと楽天証券ポイントコースの2種類があります。楽天ポイントコースは通常の楽天ポイントが貯まるコースです。楽天ポイントは投信・国内株・米国株・バイナリーオプションの購入に利用できます。

さらに楽天ポイントコースは、楽天市場のポイント還元率がアップするSPUの対象です。楽天銀行と連携し、投信および米国株を月3万円以上購入(1ポイント以上のポイント投資含む)すると、楽天市場の還元率が最大1.0%アップします。

楽天証券ポイントコースは、楽天証券専用のポイントである楽天証券ポイントが貯まるコースです。楽天証券ポイントでは投信しか購入できず、使い道もJALマイルか楽天ポイントへの交換に限定されます。さらに、楽天証券ポイントコースはSPUも対象外です。

さらに、2023年10月1日からは取引手数料の1%がポイントバックになるプログラムが開始されました。対象商品は外国株(米国株、中国株、アセアン株)、先物・オプション、金・プラチナ取引です。

ただし、楽天ポイントでポイント投資する際は利用上限が設定されていますが、楽天証券ポイントには利用上限がありません。投信しか購入しない人や楽天市場を使わない人は楽天証券ポイントコースを、それ以外の人は楽天ポイントコースを選びましょう。

入出金が簡単

楽天証券と楽天銀行の口座を提携する「マネーブリッジ」というサービスを活用すれば、入出金の手間をなくすことができる。

それぞれの口座を保有していれば、ほんの数分で連携が可能だ。

楽天証券で取引をする際、わざわざ入金しなくても楽天銀行に資金があれば自動的に入出金処理(スイーブ)される。

楽天証券に移動した資金を楽天銀行へ引き出したい場合も、ワンクリックで移動可能だ。

マネーブリッジを行い楽天銀行に入金しておけば、入金忘れを防げる。毎月購入していく積立投資などと相性が良い便利なサービスといえるだろう。

楽天証券

豊富な投資情報

楽天証券のデメリット

期間限定ポイントが使えない

楽天証券では期間限定ポイントが使えません。楽天証券のポイント投資に使えるのは、楽天ポイントおよび専用ポイントである楽天証券ポイントのみです。

期間限定ポイントはキャンペーンなどで貯まる楽天ポイントで、通常の楽天ポイントより有効期限が短く使い道も限定されています。期間限定ポイントを含む以下のポイントは、楽天証券の投信や株の購入に利用できません。

購入できないポイント

有効期限切れのポイント
期間限定ポイント
ほかポイントから交換して保有している楽天ポイント
利用期間超過済みのポイント
楽天キャッシュ(投信は購入可能)

期間限定ポイントは楽天市場や楽天ポイント加盟店で使えるほか、楽天ペイの支払いにも充てられます。有効期限が切れる前に、楽天証券以外のサービスで使い切りましょう。

IPOに当選しにくい

楽天証券はIPOに当選しにくいのもデメリットです。近年はIPOで重要な主幹事の実績がなく、株数の割り当てが少なくなっています。

IPOとは未上場の企業が証券取引所に上場し、株式を新規で発行することです。上場したばかりの企業の株を購入し、利益を狙う投資方法をIPO投資といいます。IPO投資は抽選式で、当選した人しか購入できません。

IPOの際に企業をサポートする証券会社を、幹事証券といいます。幹事証券のなかでも、公開までの手続きや株価の設定など、中心的な役割を担当する会社が主幹事証券です。IPOでは主幹事に多くの株数が割り当てられるため、主幹事実績のある証券会社のほうがIPOに当選しやすくなります。

主幹事の実績がある主な証券会社は、野村證券・SMBC日興証券・SBI証券・みずほ証券・マネックス証券などです。楽天証券は近年IPO主幹事の実績がなく、株数の割り当てが少ないためIPOに当選しにくいといえます。

楽天証券のIPOは、すべてのユーザーで平等に抽選を実施する完全平等抽選です。資産が少ない人や楽天証券での取引実績が乏しい人でも当選する可能性があります。主幹事実績こそないものの、誰でも当選するチャンスがあるのはメリットです。

還元ポイントの改悪

取引で楽天ポイントを貯められるのは楽天証券の大きな特徴ですが、ポイント制度が変わりやすい点には注意が必要です。これまでにポイント還元サービスが改悪されたり、反対に還元率が上がったりと、何度も制度が変更されています。

例えば、2022年8月までは楽天カードのクレジット決済で投信積立すると無条件に1.0%のポイントが貯まりましたが、2022年9月からは原則0.2%へ変更されました。しかし、2023年6月から再びサービス内容が変更され、カード種別に応じて0.5~1.0%のポイントが貯まるようになっています。

2022年4月には楽天市場の還元率がアップするSPUの条件も変更されました。当初は500円以上のポイント投資(投信)で還元率が+1倍されましたが、変更後に同じ還元率を維持するためには楽天銀行との連携と、米国株と投信にそれぞれ月3万円以上の投資が必要です。

過去の例をみると、楽天証券では何度もポイント制度が変更されています。今後いつ、どのような変更があるのかは予想できません。常に最新情報をチェックしましょう。

ネット対応のみ

楽天証券は対面でサポートを受けられません。実店舗を設けないネット証券なので、問い合わせやサポートは電話・メール・チャットに限定されます。

電話はサポート内容で窓口や受付時間が異なるので注意してください。各窓口の電話番号や受付時間は楽天証券の公式サイトからチェックできます。

メールで問い合わせる場合は楽天証券のお問い合わせフォームから必要事項を入力しましょう。返信まで時間がかかるので、急ぎの場合は電話かチャットを利用してください。

チャットは楽天証券の公式サイトから利用可能です。オペレーターの対応は平日9~18時で、それ以外の時間帯はAIチャットでの対応になります。

どうしても店舗サポートを受けたい場合は店舗型の証券会社も検討してください。例えば野村證券やSMBC日興証券などは全国に店舗を設けており、対面による手厚いサポートを受けられます。

楽天証券がおすすめな人

楽天証券がおすすめな人

楽天経済圏でポイント活動をしていきたい人
楽天グループのサービスをよく使う人
楽天銀行に口座がある人
ネット証券に抵抗がない人

楽天グループは、楽天証券(証券会社)、楽天銀行(銀行)、楽天カード(クレジットカード)、楽天市場(ショッピング)、楽天モバイル(スマートフォン)、楽天ペイ(電子決済)、楽天ブックス(本、CD、DVD)、楽天トラベル(旅行)といった様々の種類のサービスを提供している。 

楽天グループサービスを利用して受け取るポイントを楽天ポイントに集約させれば、よりお得にサービスを受けられる。

また楽天銀行に口座があればマネーブリッジなどを使って預金金利を手軽にアップさせることも可能だ。

ネット証券に抵抗がなく、普段から楽天のサービスを利用する人にとってメリットが大きい証券会社といえるだろう。

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