
お酒のお供に欠かせない「チーズ鱈」や「ビーフジャーキー」。これらを展開する「なとり」は、個人投資家の間では「届いて嬉しいおつまみ優待」の定番銘柄として非常に高い支持を得ています。
今回は、創業88周年を記念した増配や、拡充された株主優待、そして原材料高騰に立ち向かう最新の業績見通しについて徹底的に深掘りしていきます。
Contents
投資家を惹きつける!株主優待の詳細と拡充ポイント
なとりの株主優待は、自社製品(おつまみ・スナック)の豪華な詰め合わせです。2025年3月権利分から区分が新設され、より幅広い株主がメリットを享受できるようになっています。
株主優待の区分(年1回:3月末)
保有株数に応じて、バラエティ豊かなおつまみセットが届きます。
| 保有株数 | 優待内容(自社製品詰め合わせ) |
| 100株 〜 499株 | 2,500円相当 |
| 500株 〜 999株 | 3,000円相当(新設) |
| 1,000株 〜 2,999株 | 3,500円相当 |
| 3,000株以上 | 4,500円相当 |
- 権利確定月: 3月末(年1回)
- 発送時期: 6月下旬〜7月上旬頃
- 内容: 定番のチーズ鱈はもちろん、ナッツ、燻製製品、期間限定品など、箱を開けるのが楽しみになる充実のラインナップです。
優待利回りの目安
株価を 1,950円 前後とした場合、100株保有(投資額 約19.5万円)での優待利回りは 約1.28% です。食品セクターの中でも、2,500円相当というボリューム感は非常に魅力的です。

配当金と創業88周年記念配当について
なとりは安定的な配当維持を基本としていますが、2026年3月期は節目の年として嬉しいニュースがあります。
- 年間配当予想: 1株あたり 26円(前期比2円の増配)
- 内訳: 普通配当24円 + 創業88周年記念配当2円
- 配当利回り: おおよそ 1.3% 〜 1.4% 前後
業績の波に左右されすぎず、着実に株主へ利益を戻そうとする姿勢がうかがえます。
業績の見通し:売上成長とコスト増のせめぎ合い
最新の業績見通しでは、売上高は500億円(前期比2.3%増)と増収を維持する見込みですが、利益面ではやや踏ん張りどころを迎えています。
- 売上は堅調: 「チーズ鱈」やナッツ類が安定して売れているほか、コンビニやスーパーでの棚確保が強固です。
- コスト高の影響: 牛肉や水産品、油脂類といった原材料価格の高騰、さらにエネルギーコストや物流費の上昇が利益を圧迫しています。
- 価格改定の浸透: これに対し、なとりは製品の価格改定(値上げ)や内容量の調整を順次進めています。この値上げが消費者に受け入れられ、数量を維持できるかどうかが今後の成長の鍵となります。

投資する際の注意点
なとりへの投資を検討する際に、以下のリスク要素も理解しておきましょう。
- 原材料コストの変動: 原材料の多くを海外や自然資源に頼っているため、為替の変動や不漁・不作などの影響を受けやすい傾向があります。
- 人口減少と競争激化: 国内市場が中心であるため、長期的には人口減少の影響を受けます。また、コンビニ各社のプライベートブランド(PB)との競争も激しくなっています。
- 株価の流動性: 安定株主が多いため、日々の取引量(出来高)がそれほど大きくありません。急ぎで売買したい時には、希望の価格で約定しにくい場合があります。
まとめ:なとりはどんな人におすすめ?
なとり(2922)は、「リスクを抑えつつ、実益(おつまみ)を楽しみながら長期保有したい」 という方に最適な銘柄です。
急成長を遂げるようなハイテク株ではありませんが、日本のおつまみ文化を支えるトップメーカーとしての安定感は抜群です。配当利回りと優待利回りを合わせた「総合利回り」は2.5%を超えてくる水準であり、新NISAの成長投資枠などでじっくり保有するのにも向いています。

おつまみ優待が届く初夏は、パパの晩酌が豪華になる季節だね!88周年の記念配当も嬉しいポイント。原材料費が大変な時期だけど、みんなで『チーズ鱈』を食べて応援して、長くお付き合いしたい銘柄だね