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AIデータセンターの「守り神」:オイレス工業の投資魅力
AIデータセンターは、膨大なデータを処理するために超高性能なサーバーが密集しており、わずかな振動や地震による停止も許されない「止まれない施設」です。そこで不可欠なのが、建物の揺れを逃がす**「免震技術」**。
オイレス工業は、この免震デバイスにおいて国内トップクラスのシェアを誇るパイオニアです。生成AIブームに伴うデータセンター建設ラッシュは、同社にとってまさに追い風。地味なインフラ株という印象を覆し、今や「業績相場」の主役候補として注目を集めています。
【2026年最新】年2回に拡充!進化した株主優待制度
オイレス工業の大きな魅力の一つが、2026年に発表された株主優待制度の大幅拡充です。従来の年1回から、投資家待望の**「年2回」**実施へとアップグレードされました。
株主優待の詳細(2026年9月基準日より適用)
同社は、特設サイトで好きな商品と交換できる「プレミアム優待倶楽部」のポイントを進呈しています。
- 権利確定月: 3月末・9月末(年2回)
- 対象: 300株以上保有の株主
- 優待内容(1ポイント≒1円):2026年9月からは区分が9段階に細分化され、より多くのポイントがもらえるようになります。
| 保有株数 | 進呈ポイント(年2回合計) |
| 300株〜 | 年間 6,000pt(3,000pt × 2回) |
| 400株〜 | 年間 8,000pt(4,000pt × 2回) |
| 500株〜 | 年間 12,000pt(6,000pt × 2回) |
| 1,000株〜 | 年間 24,000pt(12,000pt × 2回) |
| ※その他、最大10,000株以上の区分まで細かく設定されています。 |
優待利回りの目安
現在の株価(2,686円前後)で300株保有した場合、投資金額は約80万円。年間6,000円相当の優待が受けられるため、**優待利回りは約0.75%**となります。
ポイント: 2026年3月権利分までは「旧制度(年1回・長期優遇あり)」、2026年9月権利分からは「新制度(年2回・長期優遇廃止)」となります。長期優遇はなくなりますが、年間の合計ポイント数は以前より底上げされています。

配当方針と2026年度の業績見通し
オイレス工業は株主還元に非常に積極的で、中長期的な配当の安定性を重視しています。
配当金と利回り
- 予想配当金: 2026年3月期は年間85円を予想。
- 配当利回り: 約3.1%〜3.2%(株価2,600円〜2,700円台推移時)。
- 総合利回り: 優待(0.75%)と合わせると、約4%近い高水準となります。
業績の見通し
「中期経営計画2024-2026」において、2026年度は売上高750億円、営業利益73.5億円という過去最高水準の目標を掲げています。
DC(データセンター)向けの大型免震案件の受注が積み上がっていることに加え、半導体製造装置向けの精密部品(オイルレスベアリング)も好調です。単なる「建設関連」ではなく「AI・半導体インフラ」としての側面が強まっており、利益率の改善も期待されています。

投資する際の注意点とリスク
非常に魅力的な銘柄ですが、以下の点には注意が必要です。
- 長期保有特典の廃止: 2026年9月からの新制度では「継続保有によるポイント加算」がなくなります。これまで長く持っていた方にとっては制度変更の精査が必要です。
- 資材・人件費の変動: 免震装置の原材料となるゴムや鋼材、施工に関わる人件費の高騰が利益を圧迫する可能性があります。
- DC建設の進捗: 電力供給不足などでデータセンターの建設スケジュールが遅れると、同社の売上計上時期も後ろ倒しになるリスクがあります。
まとめ:高配当+優待+AIテーマの三拍子
オイレス工業は、**「AIデータセンターという旬のテーマ」を持ちながら、「4%近い総合利回り」と「年2回の優待ポイント」**を楽しめる、非常にバランスの良い銘柄です。
3月・9月の権利取りに向けて、ポートフォリオの「守り」兼「攻め」の一翼として検討する価値は十分にありそうですね。